乳がんと食事の関係はよく言われていることですが、食べる時間の間隔、それも夜間絶食時間と早期乳がんに関連性があるらしいのです。

この研究では、乳がんは、早く見つかった乳がん治療を受けた女性です。　

アメリカの研究グループは、夜の絶食時間が長ければ長いほど、乳がんの再発の危険性が低くなると報告しました。

早期乳がん2400例（20～70歳）を対象に約10年経過観察した結果を解析しました。

夜の絶食時間と平均7時間の追跡調査において、乳がん再発の関係性を検討しました。また、平均10年間に乳がんによって亡くなった人数と全体数の死亡数との関係も含めて調査されました。

2400例の１夜あたりの絶食時間は、平均12.5時間でした。１夜あたりの絶食時間13時間未満のグループと13時間以上のグループを比較したところ、乳がんの再発率が夜間絶食時間13時間未満のグループに有意に高い再発率の結果が出ました。

乳がん再発のリスクを減らすことは、とてもシンプルです。薬も使う必要はないのです。乳がん再発率を減らすには、普段できることで、ただ単に絶食時間を13時間以上延ばすだけです。

睡眠と絶食は、糖代謝の調節を改善し、乳がんの促進を抑える何かしらの因子が良い方向に影響しているのかもしれません。

Prolonged Nightly Fasting and Breast Cancer Prognosis.
JAMA Oncol. 2016 Aug 1;2(8):1049-55.